探偵ブログ・高齢者からの調査依頼

2017年も8ヶ月過ぎて今年もあと4ヶ月を切ってしまいました。
今年は例年になく、高齢者介護施設に入室されている方3名から依頼が入り、それぞれの施設に赴きました。

いずれも民営の施設でそれなりのお金がないと入れない様な高級施設ばかりです。
ちょっとした高級ホテルのような感じで個室も通常のホテルのシングルルームよりはかなり広い印象です。
違いと言えばバスルームがないこと位でしょうか。

 

 

話を戻しますが3人の御依頼者の内、ひとりの高齢者男性からの依頼の話をしましょう。

 

 

Aさんは男性で74歳。
認知症はなく、下半身が不自由で人の手を借りなければ生活が出来ないためにこの施設に入居してきたらしい。
そんなAさんからの依頼はAさんが31歳の時に離婚、元妻との間には当時4歳、3歳、1歳の3人の女の子を授かっていたというのだがAさんの女性関係が原因で離婚、
全く音信が取らなかったという。
しかし、最近になり、気になったのか顧問弁護士を使い、所在までは突き止めたという。

 

娘3人とそれぞれの家族の写真撮影、現在の生活実態などを調査して欲しいとの依頼であった。
Aさんは元妻と離婚した後、再婚、離婚を繰り返し、現在は4番目の妻と再婚して約13年になるが元妻以外との間には子供はいない。
なんともテレビドラマにでも出てくるようなストーリーである。

 

 

調査した結果、3人の娘さんはそれぞれ47歳、46歳、44歳の年齢となっており、それぞれ伴侶にも恵まれ、家庭を持ち、子供も2人、2人、1人と授かっていた。
中にはもう既に成人している子供もいたのである。勿論彼にしてみれば血のつながりのある孫たちである。

 

家族全員の写真を撮影、配偶者の職業、勤務先など生活状況を精査して報告したのですが報告書を読み、添付した写真を見る目には涙がこぼれ落ちていたのです。
すると同席していた今の奥さんが涙を拭いてあげていたのです。
懺悔なのか判りませんがもしかすると遺産相続に関する事かもしれません。
Aさんの入居している高齢者施設からAさんはかなり資産家と思われましたが今の奥さんはどういった心境で涙を拭いてあげたのかは判りません。

 

 

Aさんの件は顧問弁護士が所在を既に突き止めていた事から安易に調査が終了しましたがこのように昔に不義理した人の所在を調べて欲しいなと高齢者からの調査依頼も多くなってきています。

 

 

尚、高齢者介護施設に入居している別の男性高齢者からの依頼は30歳以上年の離れた42歳になる妻(後妻だったそうです)の浮気調査でした。

可愛そうなことに浮気をしている事実が明白となり、証拠となる報告書を渡してから約3ヶ月。
あの夫婦はどうなったのかとたまに気になる秋の夜です。

 

 

 

 

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