探偵ブログ・彼女がホテトル嬢②

3月 19th, 2018

依頼の翌日ということもあり、調査開始時間の30分前に彼女の自宅に赴き、近隣の状況を確認する。
約50坪位の庭付き3階建て一軒家で玄関門扉の横の塀には彼女のバイオリン教室の看板も小さく表示されており、ご両親の資産家というのも納得できる家で、家屋には裏口はあるものの庭を通り抜け正面の門扉から出るしかなく、遠めから門扉の確認できる場所で張り込みを開始する。

 

 

当初、彼の話から想像できたのは彼女には彼以外の男性がいて二股をかけているかという点でしたが彼からは別な彼がいるという印象はないのだという。
スマホをこっそり見てもそれらしい男性とのやり取りはまったくなかったと言うのです。
それに彼の前に平気でスマホを置いておくという不用心さもそれを裏付けているのだという。
あと考えられるのは彼に言えない行動となると宗教や思想的なサークルへの参加とも考えたがそういった事への興味や関心もなく、そんな話も一切でないという。
彼の話を信じる限り、不可解な行動の原因がこちらも気になってきたのは言うまでもない。

その為の素行調査ではあるのだがとりあえず、彼女の行動をしっかり掌握しようと決め、張り込みから始めたのである。

 

 

第1日目の昼過ぎに門扉を開け、彼女が出てきた。
彼から預かった写真以上に美人でしかも清楚感の漂う、ロングストレートの黒髪、細身を印象づけるジーパンに白のセーターとブルーのダウンジャケット姿で手ぶらである。
歩いて最寄り駅方面に進行するも途中のスーパーに立ち寄り、食材やお菓子等を購入し20分程で帰宅してしまった。
母親の頼まれたのであろう昼食の食材かもしれない。

3時過ぎても彼女は出てこない。
すると3時20分に自宅の庭の一角にある空いていた駐車場に1台の乗用車が止まり、中から35歳位の女性と小学生12年生位の女の子が降り、その女の子は小さな
バイオリンケースを抱えている。
彼女の生徒なのだろう。
母親に連れられ、彼女宅に入っていく。
しばらくして自宅前を通るとかすかにバイオリンの音色が聞こえていた。

 

 

簡単に依頼人である彼に報告すると本日は16時段階で終了して構わないという。
19時に彼と会い、夕飯をともにするという約束が昼過ぎに出来たというので第1日目の調査は16時で終了となった。
確かに買い物途中にスマホで楽しそうに会話しているのが確認されていた。

 

 

 

翌日の第2日目も同じように11時から開始したのであるが昨日の様子を伺うと全く張り込みや尾行に気付いていた様子は無く、いつもと同じで食事の後に2時間ほど
ホテルで過ごし、0時頃に自宅まで送っていったという。
そしてよくよく話を聞くと2年間の交際期間と聞いていたものの深い関係になったのはここ半年前からの事でその前に1年半ではキスまでのプラトニック的な交際で
あったという。

 

 

彼の話から彼が彼女に夢中になっているのが強く伝わってくる。
確かに夢中にさせるだけの美しい女性ではあるのだが。
そして彼女との外泊したことを尋ねるも彼女が女友達の助けを借り一泊旅行という事で両親を騙し、彼と伊豆の方へ旅行したときだけの1回きりで、普段は父親との約束とかで必ず0時までには帰宅しているという。

 

 

そして今夜も会いたいと誘ったのだそうだが今夜は断られたという。
音大の先輩が所属するオーケストラのコンサートに音大時代の友人たちと行くというので彼が「怪しいので徹底的に調査して下さい。コンサートを見ている時間はスマホの電源も切っていて、事実がどうかも分からない」と言うのです。

正直、「オイオイ」と突っ込みたくなるが彼女に夢中の彼氏の気持ちも理解が出来るので「頑張ります」と伝え、調査を開始したのです。

 

 

結果からお話ししますと彼女の言うとおりで電車で移動して友人たちと待ち合わせする前に花束やお菓子を購入、友人たちもそれぞれ花束や差し入れのものを持ち、合流、コンサート会場に行き、観賞してから会場から出てきたときには花束などはなく、友人たちと簡単に飲食をして23時過ぎには帰宅したのです。

 

もしこの行動が不可解な行動と言われると彼の束縛心から出た異常な依頼とも受け取れるが彼女はコンサートの前に「これから電源を切るね」とメールし、友人たちとの飲食も友人たちとの写真も送信、嫉妬心の強い彼に対して思いやりのある行動をしていた事実が判明、彼もこの行動が不可解と感じる日の行動ではないと断言したのです。

 

 

 

This entry was posted on 月曜日, 3月 19th, 2018 at 9:49 AM and is filed under 探偵の仕事, 探偵ブログ, 素行調査. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

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