元警察官の探偵についてご説明いたします
元警察官(警察OB)の探偵とは
探偵に転職した元警察官
探偵という職業で「元警察官(警察OB)」であるという肩書きを前面に出してアピールしている探偵も存在しています。
決して悪いことではありませんが、実際に警察官を退職した人が探偵としてすぐにできるかというとそうではありません。
確かに秘密裏に捜査している公安関係に所属していた警察官ならある程度、探偵として使えるかもしれません。
しかし、一般的に言われる捜査担当の刑事さんなどは正直、探偵としては余り使えるとは思えません。
実際に強行犯担当の元刑事、生活安全課の元刑事さんが当探偵事務所に転職してきた事はありました。
いずれもそれなりの捜査経験者なのですが、探偵調査に出ても警察官という職業看板があっての尾行、張り込み、聞き込みなので正直、探偵としての技術はゼロに等しかったのです。
探偵には全く権力がありません。
探偵であることを隠してあくまでも一般人として尾行、張り込み、聞き込みをしなくてはならないのです。
確かに犯罪者に対する捜査での尾行、張り込みも楽では無いはずです。
しかし、探偵は依頼人から受けた調査日にある程度の結果を残さなければなりません。
依頼人からの調査費用という料金を頂いているのです。
警察の捜査では何日も時には何ヶ月も掛けて尾行、張り込みを続けて対象者の情報を収集していきます。
しかも数人体制でバックアップもある程度完備されています。
張り込む先の近隣に対しても協力を申し出ることも可能です。
ところが探偵の張り込みではこうはいきません。
数時間も張り込んでいると近所の人から警察に通報されてしまうなどということもざらなのです。
限られた人数でしかも様々な制約のある中、限られた日数の中で結果を出さなければならないのです。
例えば12時間以上もラブホテルの出入口が見える位置で交代もなく、立ち続けて張り込むなんて事は警察官でもそんなに経験は無いはずです。
また聞き込みでも警察官であるというバッジなり身分を明かせば、多くの人は聞き込みには全面的に協力をしてくれます。
簡単に玄関を開けて聞き込みに応じてくれて、しかも様々な情報を提供してくれます。
しかし、探偵ではこうはいきません。
如何に玄関を開けて貰えるか、そこから探偵としてのプロの技術が必要となるのです。
やっとの思いで玄関を開けてくれても話も聞いてくれず、門前払いというケースもけっこうあるのです。
まず警察官ではそのような経験をしたことはほとんど無いはずです。
こういった壁に元警察官たちはぶち当たってしまうのです。
警察官を退職した時点から一般人です。
今までみたいに警察権力に守られた尾行、張り込み、聞き込みが簡単にできない事を思い知らされるのです。
その環境に適応し探偵として努力した元警察官も僅かながら存在していますが、多くの探偵に転職した元警察官は探偵という職業を甘く見ていたのか挫折する人も多く存在しているのが現実なのです。
知り合いの同業他社においても同じような話はいくつか聞けており、いずれも長続きしていないとの事でした。
似たような張り込み、尾行、聞き込みをする探偵と警察官には大きな違いが存在するのです。
それは捜査と調査の違いと言えるのかもしれません。
尚、あくまでも余談ですが、定年退職した以外の元警察官は何で将来も安定した地方公務員である警察官を途中で辞めてしまったのでしょう。
探偵に憧れて転職した警察官はまずいないかと思います。
何か問題を起こした為に辞めざるを得なかった、警察組織に馴染めなかった、上司や同僚に虐められた、健康上からの理由ぐらいにしか思いあたらないのですが・・・・・。
過去、当探偵事務所に転職してきた元警察官はあくまでも一身上の都合での退職との事でしたが後々の口述では1人は女性トラブル、もう1人は上司との確執という事でしたが真偽は不明。
何しろ警察の人事部に問い合わせても元警察官であっても個人情報を民間に教えてくれる訳がありません。
いずれも探偵という職業に合わなかったのか約1年ちょっとで退職してしまいましたが・・・・・・現在は何をしているのでしょうか?
「警察出身の探偵」という見方が少しでも変わってきませんか?
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