探偵事務所に調査を依頼しようと考えた際に、探偵事務所選びは慎重に行わなければいけません。探偵事務所選びを間違えると、目的が達成できないばかりか、高額な料金を請求されたり、調査対象とする相手に調査のことがバレ、トラブルに発展したりしてしまう可能性もあります。

そのため、「信頼できる探偵事務所かどうか?」についての見極めは、「なんとなく信頼できそう」などという勘まかせではなく、しっかりと根拠に基づいたうえで、信頼に値する探偵事務所かどうかを判断したいものです。

いっぽうで探偵事務所を探す際には、病院探しや税理士探しなどとは異なり、周囲に評判を聞いて回ることは難しいところ。特にパートナーの浮気を疑う際の浮気調査を依頼する際などは、周囲の誰にも相談できずにおひとりで悩みを抱えていらっしゃる方が大半です。

そこで、ご依頼者様自身で探偵事務所の良し悪しをしっかりと見極められるよう、信頼できる探偵事務所の見分け方について詳しくご紹介いたします。

信頼できる探偵事務所の見分け方

1.説明が明確で丁寧な探偵事務所

まず挙げられるのが、問い合わせに対する説明が丁寧で、明確であるかどうかです。

探偵事務所に調査を依頼する多くの方は、探偵の調査内容や必要となる料金などについて、詳しくないものです。探偵業を真面目に行っている探偵事務所であれば、これまでにさまざまな相談者からさまざまな相談や質問を受けており、その都度、真摯に対応をしてきていることでしょう。

そのため、どんな相談者から、どんな質問を受けても、わかりやすく丁寧に、そして明確に答えてくれる探偵事務所なら、さまざまな相談を受けてきた実績があり、ご依頼者様を大切にする姿勢が読み取れます。

まずは、電話やメールでの問い合わせをしてみて、受け答えの様子をしっかり確認することで、信頼できる探偵事務所かどうかを判断してみましょう。

些細なことでも「こんなこと聞いたら恥ずかしいかな」などと考えずに、不明点はしっかりと質問することが大切です。そして、理解できるような説明を受けてから、探偵と具体的な相談や契約に踏み切るようにしましょう。

2.料金体系や見積もりが明瞭な探偵事務所

次に確認したいのが、契約前にしっかりとした見積もりを出してもらえるかどうか、そして見積もりの算出は明瞭な料金体系に基づいているものかどうか、という点です。

なかには、はじめに口頭でいくらぐらいか聞いておいても、実際に調査が終わった際に高額な料金を請求する探偵事務所もあるようです。また、契約前にもらった見積もりと、実際に請求される料金とに差か生じることもあります。

見積もりは書面でもらい、その金額から追加料金がかかる可能性、そして追加料金がかかる場合はどのような場合で、どの程度の金額が追加されるのかどうかを質問しましょう。

料金体系が明瞭にされている探偵事務所なら、しっかりと説明をしてくれるはずです。

3.後払い制をとっている探偵事務所

探偵事務所のなかには、調査料金の「前払い制」を取っている所もあります。前払い制の場合、もし満足のいく調査が行われない場合でも、支払った料金は戻ってこないと考えた方が良いでしょう。たとえ調査が不十分な結果となった原因が、探偵のミスによるものであったり、努力不足であったりする場合においても、同様です。

調査に必要な料金は、たとえば調査に必要となる交通費などの経費などは前払いをすることはありますが、基本的には成果報酬制であるのが一般です。そして探偵は、成果による報酬をご依頼者様から頂けるよう、できる限りの調査を行ったり、証拠を得ようと努力をしたりするのです。

「必ず証拠をつかみますので、信用して下さい」と言って前払いを要求する探偵事務所よりも、やはり後払い制の探偵事務所の方が信頼に値するでしょう。

4.調査の途中で経過報告を依頼できる探偵事務所

調査中に、調査を担当している探偵と連絡が取ることができ、途中の進捗の様子や経過報告を受けられたりするかどうかも、信頼できる探偵事務所の見極めポイントとなります。

探偵へ調査を依頼する際、調査の途中で状況が変わったり、調査の進み具合などにより、調査の中断や延長がしたくなったりする場合があります。そのような際、中断や延長の判断をするのは、あくまでもご依頼者様であって、探偵が勝手に判断することではありません。なぜなら、それによって料金に変更が生じる場合がありますし、探偵が調査をどこまで行うかは、ご依頼者様本人が決めることだからです。

ご依頼者様の意向を迅速に探偵に伝えて調査に反映させるためにも、必要な際に適宜経過報告をしてくれる探偵事務所は、信頼に値し、納得のできる調査を行ってくれると考えて良いでしょう。

5.裁判で有効な調査報告書を提供する探偵事務所

探偵事務所に調査を依頼した際、調査した内容は「調査報告書」という書面で依頼者に渡されます。そして、多くの探偵事務所では、調査報告書と引き換えに調査料金の支払いを行います。

大切なのは、この調査報告書の質です。鮮明な証拠写真などが添えられ、事実は詳しく調査による報告が記載されていれば、信頼できる調査報告書として価値があります。後日、もし裁判を行うこととなった場合にも、裁判所へ提出する証拠として有効なものとなるでしょう。

逆に、いくら報告があったとしても、調査報告書の内容が不十分であったり、詐称があったり、写真が不鮮明であったりするものは、充分な証拠とはなりませんので注意が必要です。

できれば、契約前に調査報告書の過去の事例などを見せてもらい、その質について確認をしておきましょう。

6.探偵業届出番号が明記されている探偵事務所

探偵業を営むためには、警察への届出が必要です。探偵が個人で届け出る場合には、身分証明書のほか、住民票の写しや誓約書などが必要となり、探偵事務所として法人で届け出る場合には、定款の謄本・登記事項証明書なども必要となります。

警察に届け出ると公安委員会から、届出番号が与えられます。探偵事務所のホームページなどに、この探偵業の届出番号が明記されているかを確認しましょう。明記されていない場合は、届出がされていない可能性があり、違法営業にあたる詐欺サイトである恐れもあります。

また、ホームページなどに記載された番号が正しいものかどうかは、探偵事務所所在地の警察に問合わせれば分かりますので、確認してみるのもよいでしょう。

7.行政処分を受けていない探偵事務所

探偵業は、法律に従って営むことが義務付けられており、法律に違反した場合は、営業停止命令や営業廃止命令などの行政処分を受けることになっています。

言い換えれば、行政処分を受けたことのある探偵事務所は、過去に法律に違反して運営を行っていたということなので、避けるようにしましょう。

行政処分を受けたことがある探偵事務所かどうかは、探偵事務所所在の都道府県の警察のホームページなどで公表しているので、確認してみるとよいでしょう。

8.調査実績の多い探偵事務所

探偵業の届出をしており、行政処分を受けていなくても、探偵業の調査実績が少ないと、探偵としての調査能力を信用することはできません。探偵は、それを職業とするために必要な資格はなく誰でもなれます。また、経験によってノウハウなどが培われていく職業です。

多くの人から依頼を受けて調査を行ってきた実績は、そのまま信用に値し、成功実績が多ければ優秀な探偵または探偵事務所といえるため、過去の調査実績も参考にしてみましょう。

 

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